2018年12月25日

乾燥する冬は保湿が大事です☆

今年ももうすぐ終わりますね。

冬も本番。
年末には強い寒波も到来するようですので、用心用心。

乾燥もひどくなってきましたね。
加湿器をフル稼働しても湿度50%を保つのがやっとで
肌の乾燥もなかなかなものです。

この乾燥・・・人間だけでなくワンちゃんネコちゃんにも重要な問題です。

皮膚が乾燥すると、皮膚のバリア機能が弱くなり、外部からの刺激に弱い状態になってしまいます。

皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層で構成されています。
ワンちゃんの皮膚は被毛で覆われていることもあり、
人間と比べて1/3〜1/5程度の薄さしかありません。

そのため外部刺激や乾燥には非常にデリケートでダメージがでやすくなり、
痒み、ふけ、発疹、毛のぱさつきなどの皮膚症状が現れるようになります。

被毛が少ないところや肉球、内股、脇などは乾燥しやすいので、乾燥するこの時期はまめに皮膚をチェックしてあげてください。


表皮の外側である角質層が皮膚のバリア機能に大事になります。

この角質層は角質細胞と細胞間脂質がレンガ状に積み重なっている構造をしています。
細胞間脂質はセラミド・脂肪酸・コレステロールなどから構成されています。
その中でもセラミドは重要で、細胞同士の緩衝剤のような役割をしており、スポンジのように水分を保持することができます。

セラミドが不足していると皮膚の水分が保持できなくなってしまい、
その結果皮膚バリアが低下し、皮膚が乾燥し、ダメージを受けやすくなってしまいます。

特にアトピー性皮膚炎のワンちゃんはこのセラミドが非常に少ないことも分かっています。

ですので、セラミドを保持することで皮膚の保湿をすることが重要です。

セラミドはシャンプー、スプレー、ローションなどで皮膚に取り入れるとができます。
またサプリメントによって、体内からセラミドを増やすこともできます。

乾燥するこの時期を健康な皮膚で乗り切りましょう!

乾燥が気になる方はご相談ください☆
posted by きらりん at 17:34| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする